I love the cinema!

こころに映ったことや奮闘記です。

2009年06月

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睡眠障害が徐々にですが、よくなっています。



現在の睡眠薬

・ハルラック1,5錠
・ロヒプノール0,5錠
・リスパダール1錠(緊張をとる薬)
・トレドミン1錠(SNRI)

小数は、半分に割って飲んでいます。



現在、これで、朝起きると眠いので、もうちょっと減らせるかもしれません。



昼間は、不安の発作が突如現れるほかは、なんともないです。




夜、薬を飲まないで横になっていると、このまま寝れるんじゃないかと思うときもあります。




でも、脳のどこかが、それを妨げていて、自然に眠ることはできません。



もう少しの辛抱です。




これが、僕の闘いです。

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おばが入院している小杉の日医大までお見舞いに行ってきました。



ベッドに卒業名簿を持ち込んでいる姿に胸を打たれました。




この病院は、僕が27歳のときに入院した、懐かしい想い出の場所です。




おばも含め、たくさんの方が見舞いに来てくれたのが、懐かしいです。




病院を抜け出して怒られたり、看護師に恋をしたりと、おばに比べたらずいぶんのんびりしていましたが、その時の入院は、いったい何の意味があったんだろうと今でも不可思議です。



さて、村上春樹の「1Q84]ですが、まだ序盤なんですけど、すごい引き込まれています。



最近の読書で、ここまでのめり込めるのは、久しぶり。これからが楽しみです。



では。もう7月ですね。(^-^)/

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今日、「1Q84」をようやく手に入れました。(^-^)/




さて、前回の続きですね。






シナリオライターとしてデビューするのは、そんなに難しいことではないと、今でも思っています。




それで食っていけるかは別の話です。




たくさんのプロを目指す「同志」と出会いました。シナリオ作家協会のシナリオ講座、石森史郎先生主宰の「青春脚本塾」。





今の僕より年長の方もいましたし…。大体の人は当時自分より年上だった気がしますね。




僕の目標は、20代でのデビューでした。書かせて頂けるのなら、ラジオでも何でもいいと思ってました。




逆に20代でダメだったら、諦めようと思っていました。少々早い引き際かもしれません。




結果、自分を追い込みすぎて病気になり、その後、とてもやりがいのある仕事に出会ってしまいました。今の僕です。




夢と出会えてよかったと思います。僕の人生は、夢を抱いた瞬間にはじまった気さえします。





チャンスはいくつかありました。でも、モノにできなかったのかな。実力が足りなかったのかな。





まあ、時間さえあれば、またシナリオを書いてみたいとは思います。コンクールとかに出してみたりしてね。





年を重ねた分、昔よりも、人間が描けたりしてとか、思いますよ。





でも、万が一オファーがきても、シナリオの仕事はできません。時間や自分の身体がそれを許しませんから。





上手い人は、本当にすごいですよね。





若い頃は嫉妬したりしてたけど(笑)、今は感嘆しきりですわ。




逆に、自分より力がないと思われる人が、なにかの縁で仕事に結びついているのを見るのは、しゃくに障るというかね。




この世界、実はすごく狭いし、やっぱり人脈ですね。




もっと聞きたいことがあれば、聞いてください。




「夢」を見るのは自由です。




若い人には、どんどん夢に向かって頑張ってほしいと思いますよ。




近くにいたら、きっと応援すると思います。





僕の先輩たちも、そんな気持ちで僕を見守ってくれていたのでしょうか。




感謝。



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今、振りかえると、シナリオライターを目指し病で倒れるまで、その中で自分の一番のピークは24,5歳だったかなぁ、と。





若さって、荒削りだけど、大きな武器でしたね。





職に就かずに真剣勝負で毎日を生きていたあの頃。





多少世間知らずくらいのほうが、勢いがありますよ。





そして矛盾するようですが、「経験」も必要です。





組織につくことは、功罪ありますね。ついても副役職でしょう。






いろいろなプロのライターを見てきましたけど、基本みんな繊細ですよ。傷つきやすい。




でも、悪人じゃないといけない。椅子とりゲームですからね。自分がデビューするってことは、誰かが代わりに職を失うことだから。




浴びるほど映画を観る。
人がいいというものは必ずチェックする。




時代に乗る。例えば、僕は芥川賞・直木賞受賞作は欠かさず読んでいました。映画の企画のほとんどは原作ものですから。




生の人間に触れあう。触発しあう。飲む。語る。遊ぶ。知る。




人を傷つける痛みとか、誰かを失う哀しみとか、全てに無駄はないですから、どんどんぶつかって行くべきです。人間学は、そんなことでしか学べないから。




僕なんか、散々失恋しましたよ(笑)。




人生ではマイナスだと思われることが、シナリオにはプラスになるんです。創作といわれるものは、すべてそうだと思います。





と、いろいろ書いてきましたが、デビューに一番大事なのは「人脈」です。





「おくりびと」の脚本家、知ってます? 小山薫堂って人。




「誰?」って思ったんですけど、放送作家らしいじゃないですか。





なんでそんな無名な人が、ほぼオリジナルの「おくりびと」を書けたか。考えてみてください。




学校とかも行きましたが、人脈をつくるのが一番の目的ですね。





僕の私淑する橋本忍先生なんかは、師匠の伊丹万作に渡した本が黒澤明の目に留まってデビューしたじゃないですか。




運、必要ですね。




そして最も大切なのは、オリジナリティー。このホンはこいつに書かせたいと思わせるもの。




たくさん勉強して、つかむことです。




自分は映画で「これを伝えたい」というものをぶれないで持ち続けることです。ひいてはそれがオリジナリティーになります。




もっと悪人になりましょう、皆さん(笑)。




世の中、悪人だらけですよ。汚いヤツがいっぱいいますよ。




悪に染まらなくてもいいから、そいつらを蹴落として、生き残ることです。




そのとき、あなたは悪人になっているでしょう。ハハハ。




話すときりがないので、また次回。

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たまには、エッセイをちゃんと書きましょう。



昔、こんなことをよく考えていました。




映像で切り取るとき、人間はどんな姿が最も美しく映るのだろう、と。





いろいろと映画を観て、感性を研ぎ澄ませて、いろいろ考えるわけです。





シナリオライターを目指すなら、そんな時間ももたなければならないわけです。





一つ、答えが出たのは、「走る」姿です。





ドラマを載せて、誰かのために走っている姿は崇高です。




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この映画は、実に素晴らしかったですね。




その走る姿は、そのまま人間賛歌でした。





次は、何のために走るのか、と主人公が問いながら走る映画。

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大人になって、感じることは走るってことがあまりないことです。




まー、僕はスポーツをしてないんで、尚更です。





そんな大人が、真実の愛のために、真面目に走るって、素敵じゃないですか。




特に、「真面目に走りそうもない」ヤツを真剣に走らせたら、こんなに高揚する画は撮れません。





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以上の3本の映画はクライマックスで使っています。





小説なら、これですね。


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まだ未見の方、是非その走る姿を見てみてください。

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