I love the cinema!

こころに映ったことや奮闘記です。

2011年03月



自分は今、もっと人を赦せる人間になれるよう、戦っているよ。ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ



組織とは、永遠に人間学を修練する場であり、それなくして発展はありえないと信じている。




個々の人格を磨き、お互いに成長しあえば、組織も伸びる。




それをおざなりにして、利益を追求するならば、その瞬間から破壊への道を突き進む。




僕は、自己犠牲を尊んでいる訳ではない。自他共の幸福こそ、組織の存在意義だ。




間違った方向へ進んでいくときは、声を上げる。




声を! もっと大きな声を!




僕に聴かせて欲しい。




あの懐かしいメロディーを。

5


中3のとき、最後のマラソン大会があった。




夏休みに髄膜炎に罹った僕は、出場する予定もないまま、会場の多摩川へ行った。




同級生たちを羨ましそうに見つめていると感じたのか、先生が「Hiro、走るか?」と唐突に声をかけてくれた。




「はい」 逡巡することもなく、期待に応えた。




しかし、この日に備えていた訳でもない僕は、やはりかつてのようには走れず、もどかしかった。




僕を抜かしていく同級生たちは、「頑張れ」と声をかける。風は冷たく、足は重かった。




翌日、熱を出し、学校を欠席した僕に、先生が電話をくれた。




母は、その電話で僕がマラソンを走ったことを知った。




風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
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Vクラスの3月度の課題図書に選んだ理由は、なかなか読書がすすまない陸上をやっている子に配慮した格好になり、僕も同時進行で読む形となった。




結果的に選んで成功だった。




この作者は、僕と同じ世代だからか、価値観がかなり似ている。




努力で報われないこともあると知っていて、敢えて「長距離」という題材を選んだ点に感銘をうけた。




緻密な人間学の描写、雪の結晶のように繊細でいて慎重に運んでいく筆の運び方、語彙の豊富さ。




小説家志望者が読んだら、自分の才能の無さを痛感するかもしれない。




久々に読み応えがあった。ただ、中学生に理解できるかなという心配はあるが。




走ることに生きることを見出すなら、風は強いほうがいい。




その分、人は強くなれるからだ。

3


少し、やせた。




このブログは、若干の時差がある(笑)。




理由として考えられるのは、会社のビルのエレベーターを使用禁止にしたことだろう。




1階から5階まで、上り下りしているうちに、お腹が少し凹んだ(笑)。




一方、手のひらの皮がむけるという原因不明の湿疹で、病院を何件か廻った。多くの皮膚科は木曜日が休みだと知った。




検査の結果、表題の病気であることが分かり、現在少し落ち着いた。




ストレスが少なからず影響しているのだろう。




今年は、すでに1年分の医療費がかかっている…。




明日は、久しぶりに休み。休んで、休んで、休みまくります。




計画停電を気にしないで過ごせます(笑)。




(残念ながら、押尾コータローのコンサートが中止になってしまった)


5


人生で一度しかないことって何だろう。




映画って、ドラマって、そういう瞬間を映し出すことだと思う。




結婚? しない人もいる。リズのような人だっている(合掌)。




生? 死? 成功? 挫折? 





一番シンプルな答えは、今だ。





今日だ。





明日だ。





日々は、ドラマティックですか。





「現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日は今日より素晴らしい」(桑田佳祐「月光の聖者達」より)



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