ただ、時間がなかったというか、僕にはもっと大きなことがたくさんあっただけ。
さすがに、「僕だ」と思われた人に会って、きちんと説明しなければと思った。(-｡-;)
今日でちょうど一ヶ月だしね(^○^)/。
改めて「ここは『村』だ」と思った。
情報の広がるスピードは想定外だった。
話によれば、その日駅前では、あっという間に騒ぎになったという。救急車もパトカーも来たからね。
救急車は呼んだが（３月二度目）、警察は呼んでいない…。
うちの会社の屋上から、人間が転落した。それだけ。それは、僕ではない。全くの部外者。
春休みで、春期をやっていた。幸いにも、子どもたちが目撃することはなかった。この一点だけでも、不幸中の幸い。
まして、これでうちがこの界隈で有名になったんだから。仕事面でいえばチャンスでしかなかった。
運悪く目撃した保護者は、去っていったけど…。死体を見た訳じゃないんだから、いい大人が動揺しすぎだと思うよ（笑）。
事故か、自殺か。それは警察が導き出す「推測」だから、知らない。
最上階から落ちたらしいが、入口の看板にクッションになって、もの凄い音に気づいた僕が降りたら、人間が倒れていたって訳。
看板はメチャメチャ（笑）。実は、この看板になってから、客足が遠のいていると密かに僕は思っていたので、これも不幸中の幸い。現在、センス溢れるモノに鋭意作成中。
だから、外部からの出血もないし、そんなに恐ろしい情景でもなかった訳。転落後は。
話は変わるが、ここからは、仮定の話であるからご注意を。
警察が「自殺」と決めつけた場合、もし転落者が幸いか不幸かは分からないが生存し、病院で治療を受けていたとしたら、
民間の保険はもちろんだが、世界からも賞賛される日本の皆保険制度も適用されない。
それがもし、ICUなどの高度な治療が必要な場所で生命を維持させる為の処置が施されていたら、
１日数十万円を自己（家族）負担である。
医療従事者は、いくら家族の要望があったとしても、治療の手を止めない。命を救うことが仕事だし、当然の役割だ。
僕は、警察から「自殺」と認定された人にも保険の適用を、と叫ぶつもりはない。かえって、自殺者が増えるかも知れないし。
事故かもしれない転落者がうちのビル上っていったことは痛恨の極みだが、
仮に自殺するつもりだったとしても、当然だが、責める気もない。
毎年３万人（推定）自殺者がいる国（もう１０年連続？）もおかしいと思うが、約３万のうちのほとんどが、自分の意志で死を選んだ訳ではないことも知っているからだ。
「死ぬ気になれば何だってできる」という比喩はよく耳にするが、「死にたい」と「死ぬ」はかなりの隔たりがあり、
前向きに捉えれば、「死にたい」は「生きたい」の裏返しであったりする。
脳が健康な状態の人間が、死ぬという行動をとるのは、現代の日本では基本的に無理である。武士道もない時代だし。人間は生まれつき、自殺はいけないという倫理や本能をもっている。
警察が長居したおかげで、僕らは「被害者」とも称されたが、そんなつもりは毛頭ない。前述した通り、多くの「機会」を得ることができたし、
個人的な見解とさせて頂くが、もしご存命ならば、一日も早く快復されることを願って止まない。
転落者は、一歩間違えば、僕であったかも知れない。最初に現場を見て、状況を冷静に判断できた時、それは容易に想像できた。
そして、事故か事件かに関わらず、現代がいかに困難な時代かということを肌で感じた。
今回は、たまたまテレビで放送されたのを見た「保険制度」の穴について、周知されたらという思いで書いたが、
命について、社会について、そこに巣くう病理について考察すべき案件であった。
町名は村にしたほうがいいな（笑）。都会でも何でもない。田舎だよ（笑）。
冒頭でも申し上げたとおり、現在の僕の状況的には、小さな出来事だったので、心配をかけた方がいたなら、申し訳ない。心配されている方がいたなら、全く無関係な方だとお伝え頂きたい。
それで、あまり「被害者」みたいに強調されるのは、勘弁してくれ。
社会も、政治も、文化ももっと変わるべきだ。遅いよ、僕から言わせて頂くと。スピードが。10年連続ってどういうこと？ 然るべき人に説明願いたいよ♪(´ε｀ )
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