少々前のドラマですが、「八重の桜」の後、欠かさず見ていました。
読んでいないが、原作がいいんでしょう。
新垣結衣さん、代表作ともいえる作品へのご出演、おめでとうございます。
初回を見逃したので、詳細は自信たっぷりに言えないが、連続ドラマに必要な「脇役のキャラ」が立っていて、
それでいて、脇役が目立ちすぎず、主人公たちが活躍していて、安心して見ていられました。
脚色の力も大きいと思います。映像ならではのユーモラスなシーンは、ドラマを飽きさせずに視聴できる一因となりました。
もう一度言いますが、初回を見ていないので言えることがあります。
三谷幸喜氏の言葉です。「人間は成長しない」
いくつもの障害を乗り越える登場人物たちが、成長しない訳はないんです。
しかし、キャラクターが変わることはありません(特にこの種のようなライトなドラマでは)。
成長しない登場人物に、感情移入する視聴者もいるのでは、ということです(実際、変わっているのですが)。
特に、本作の主人公は若い。大河ドラマでもない限り、急激に人格者になるのも、リアリティーに欠けます。
航空自衛隊の広報の話なのですが、初めの数回を観たときは、これは保たないなと思いました。ネタが少なすぎると感じました。
「変わらない脇役のキャラ」に負う部分もありますが、原作あるいは脚本の引き出しの広さ。手詰まり感が感じられない。各シーンが緻密な伏線としてつながっている巧みな「構成」も光ります。
結局、純愛かという落胆もありましたが(笑)。ヒロインがここまでかわいいと仕方ない…。というか、他の人物たちはなぜ、彼女を好きにならない?(そういう仕掛けも多少は感じさせます)
全11話を飽きさせずに展開するのに不可欠な要素が織り込まれた、「定番」といえばその通りの連続ドラマ。
現代、それが難しい。知恵を絞りに絞り、作品の舞台や設定を変えなかった。この作品、病院も警察も事件も出てこない。出てきたとしたら、初回だけだろう。
視聴者は映像ドラマを知りすぎている。そこを乗り越えた点は賛嘆したい♪(´ε` )。
最終回は、反則ですが(笑)。
言っておきますが、ライトなTVドラマです。