I love the cinema!

こころに映ったことや奮闘記です。

Category: TV

観てしまいました。三谷幸喜脚本で、録画したんだけど、長いから(笑)見る時間がないわっと思って。

原作(アガサ・クリスティ)のほうが有名なのかな。僕は原作は読んでいなくて、映画(DVD)を観ました(1974)。


ドラマは、前篇で犯人を明かし、後編で犯人側からの視点で描く(三谷氏オリジナル)ようです。


もし、TVを観ていないなら、悪いことは言わない。本か映画を先に観てください(笑)。


本来なら後篇を見てからいうことかもしれない。でもね、三谷さんは、視聴者の多くが原作(映画も含めて)のネタを知った上で観ているだろうとフンで書いていると思った。

いやー、映画はオールスターキャストです。この映画の感想は、僕のブログのどこかに書いたと思います。重い作品でしたよ。でも、ミステリーとして良くできています。

ここで、人物の多い作品について。キャストは基本、顔が似ている人を出してはならない。
韓国映画の「新しき世界」という映画を途中まで観たんですが、顔が似ている俳優がいて、眠ってしまいました(笑)。面白かったので残念です(また観る気力があるかどうか、明日も仕事なので)。


で、三谷幸喜氏ですが、笑わそうとしている芝居で笑えないというのは痛いネ…。演出家の手腕に依るところも大きいけど、人を笑わせるって本当に難しい、テレビだと。感性の問題なんだろうか。その点、(世代が近い)宮藤官九郎はまだ普遍的ですらある。

舞台は、その点、笑いを取りやすい。みんなで観ると愉しいから。
今のお茶の間は、そうじゃないでしょ。


orient
あと、三谷氏はミステリー作家ではない。推理モノで有名になったからそういうレッテルを貼られているかもしれないけど、人間ドラマでこそその手腕が輝く(来年の大河、真田丸だっけ)。

後篇も見ないで、本当に失礼なこと書いたが(むしろ後篇こそ、三谷氏の真価が発揮されるのに)、オリエント急行を観てからあるいは読んでからのほうが、三谷氏がどんな創作にチャレンジしたかを愉しめると思う。


バー委。



ご無沙汰してました。




夏は、仕事が忙しく、今も、人の何倍も働いています。




働けていることの感謝、と思えば、愚痴など出ません。




話したいことは山ほどあるけど、今話題になっている「半沢直樹」。途中から見続けています。




2冊の原作を2部構成みたいな形でドラマにしていて、第一部の終了時点で、原作(1作目)を読みました。




どういうふうに脚色しているのかなぁと思って。





原作のタイトルはどうしようもないね(笑)。どっちから読んでいいか分からない。「半沢直樹」で正解ですよ。





小説は、企業小説みたいで、まあ女性受けはしないですね。面白かったですが、「銀行」という特殊な組織のコアな部分が描かれているので、




映像化にあたっては、どうやって分かりやすく、シンプルに、視聴率がとれるように(女性を取り込めるか)アレンジするかがポイントだと思いますが、




いずれも成功している。




ドラマは、「勧善懲悪」に徹しています。日曜の夜なので、ギャフンと言わせて爽快感を演出しています。




原作では、仕事に無関心な妻などの女性キャラクターが、ドラマでは節々で重要な鍵を握っています。




一方で、銀行マンのロマンも、しっかり強調していて、男性からも支持される要素が詰まっています。




役者も、歌舞いている感じ。演出は徹底していますね。




多い登場人物をまとめたり、オリジナルのキャラクターを創造したり、オリジナルの背景を設定したり、起伏のある展開を用意したり、一話完結形式で途中から見た視聴者を取り込む工夫をしたりと




脚色の勝利といえるのではないでしょうか。




プラス、時代の世相と見事にマッチした偶然。たとえ出来は良くても、ここまで視聴率を稼げるネタではない。




「正義は勝たなければならない」という通底したテーマが、人々の飢えに働きかけたのでしょう。




テーマソングがなかったり、ナレーションが独特だったり、作り手の譲らないこだわりも見逃せません。




試練、それを乗り越えると再び試練…。




そういった連続性を創作した「エネルギー」が支持を得ていると思います。




連続ドラマは、一話の構成から全体の俯瞰まで、非常に大変な労力だと今更ながら実感しています。




正義と悪。非常に分かりやすい構図を、ドラマではオリジナルで「復讐」「野望(出世欲)」という部分まで取り入れて、絶妙なバランスを保っています。




まだドラマは終わっていないので、これからも期待したいです。




見終わった後の爽快感は清々しいが、やっぱり日本人は仕事人間なんだなと、時々我に返る今日この頃です(笑)。




僕は、たとえ仕事が終わっていなくても、「続きは明日にしよう」とやっています(笑)。




少々前のドラマですが、「八重の桜」の後、欠かさず見ていました。




読んでいないが、原作がいいんでしょう。





新垣結衣さん、代表作ともいえる作品へのご出演、おめでとうございます。





初回を見逃したので、詳細は自信たっぷりに言えないが、連続ドラマに必要な「脇役のキャラ」が立っていて、





それでいて、脇役が目立ちすぎず、主人公たちが活躍していて、安心して見ていられました。





脚色の力も大きいと思います。映像ならではのユーモラスなシーンは、ドラマを飽きさせずに視聴できる一因となりました。





もう一度言いますが、初回を見ていないので言えることがあります。





三谷幸喜氏の言葉です。「人間は成長しない」





いくつもの障害を乗り越える登場人物たちが、成長しない訳はないんです。





しかし、キャラクターが変わることはありません(特にこの種のようなライトなドラマでは)。





成長しない登場人物に、感情移入する視聴者もいるのでは、ということです(実際、変わっているのですが)。





特に、本作の主人公は若い。大河ドラマでもない限り、急激に人格者になるのも、リアリティーに欠けます。





航空自衛隊の広報の話なのですが、初めの数回を観たときは、これは保たないなと思いました。ネタが少なすぎると感じました。





「変わらない脇役のキャラ」に負う部分もありますが、原作あるいは脚本の引き出しの広さ。手詰まり感が感じられない。各シーンが緻密な伏線としてつながっている巧みな「構成」も光ります。





結局、純愛かという落胆もありましたが(笑)。ヒロインがここまでかわいいと仕方ない…。というか、他の人物たちはなぜ、彼女を好きにならない?(そういう仕掛けも多少は感じさせます)





全11話を飽きさせずに展開するのに不可欠な要素が織り込まれた、「定番」といえばその通りの連続ドラマ。





現代、それが難しい。知恵を絞りに絞り、作品の舞台や設定を変えなかった。この作品、病院も警察も事件も出てこない。出てきたとしたら、初回だけだろう。





視聴者は映像ドラマを知りすぎている。そこを乗り越えた点は賛嘆したい♪(´ε` )。





最終回は、反則ですが(笑)。





言っておきますが、ライトなTVドラマです。



この連続ドラマ、全部見た訳じゃないんだ。ただ、大筋は分かり、今日のラストも見れた。





興味を覚えたのは、主人公(木村佳乃)の職業・言語聴覚士。僕の父がお世話になっていて、実は気になっていたんです、この職業。どうすればなれるのか。仕事もユニークだし。





現代のドラマは、女性の職業設定も物語に組み込むのが必須なんだなと、感心しました。





初恋の相手との不倫です。子どももいる。結局、子どもをとるか、恋をとるかっていう女性にとっては重たいテーマになり、





最後は、罪と罰というテーマに辿り着く。死が悲劇と捉えるなら。






挿入歌でスティーヴィー・ワンダーの「STAY GOLD」が流れる。実にいいんだが、カバーではなく、オリジナルで聞かせてもらえないだろうか。せめて最終回くらい(笑)。






世代的には、僕と同じくらいなので、カセットテープなどの小道具も効いた。音源をあえて聞かせないあたりは、アナログチックでこれまたいい。






何が聞こえても構わない。それを耳にし、嗚咽する人物に感情移入できれば…。






という、家庭から女性を奪った男に感情移入できたので、不倫ドラマとしては、成功では。奪われる男にも同じことは言える。






子どもとか、病気とか、あらゆるアイテムを使って、押し切られた感じ。途中、回数が多いかな…と思った瞬間もあったけど、






ラストは、多くの人に共感してもらえる作りになったのでは。♪(´ε` )






こういう、女性が主人公のドラマは、男が書くと、身勝手って言われるからね(笑)。ありえないって。






だけど、女性がみんな、このドラマの主人公みたいに生きてしまったら、怖いことは怖い(-。-;)。





罪と罰とは天秤にかけた、釣り合いのことだ。





これは、永遠の方程式なのかな?




NHK、またやりましたね。「うつ病は治せる病か」。TVつけていたら、流れていました。





僕は8年くらい前から、「うつは脳の病だ」と言っていましたが、こころの病気ではないという面が少しでも認知されればうれしいですね。





海外での先進的な治療、脳に刺激を与えるとか、を紹介していました。原因は精神ではなく、脳なのだから、こういう研究は遅いくらいじゃないですか。





僕は、8年前うつ病になって、その後双極性障害と診断されました。





うつの状態はほとんどというか、もうなくて、そうの状態も今のところ抑えられていることは、前回書きました。




(今は目下、食道の病気と闘っているので、けがの功名だったのかもしれません)





治ったというと、まさ再発しそうなので、寛解と表現しますが、





ケースバイケースなので、個人的に状況を聞かないと、安易に「こうすれば治る!」とは云えないです。





そう状態だったら、大発表すると思いますが(笑)。





そういう前提で、寝たきりだった僕がここまで良くなった個人的な事情なら、参考になるなら、書きます。真似されて悪化されないような程度なら…。





2つありますね。





この病気になる前に、大病を経験していたので、大げさですが、哲学を持っていたことです。





春が来ない冬はない。明けない夜はない。だから、治らない病気もない。僕は(当時)医者に行っても病名もつかず治療法もない病気を治したことがあったので、





基本、病名が分かると嬉しいんです(笑)。これは、会社を休むにしても、大義名分になるんです。





何の病気かも分からない…となると、仮病扱いされる時代でしたから(笑)。





病気になる前に、人生哲学が身についていたから、それは大きな助力となりました。





もちろん、治したいとすら思えない日々も過ごしました。でも、心の奥底に「負けじ魂」だけはしまっておいたんです。





そして、もう一つは、家族や多くの友達が祈ってくれたおかげです。この感謝の気持ちを忘れたら、僕は明日にでも再発するでしょう(笑)。





薬を飲んでも変わらない。良くなったり、悪くなったりの繰り返し。紆余曲折ありましたが、





僕は、脳に刺激を加えることなく(笑)、幸いにも「寛解」できました。





あと一つ加えるとすれば、何度も書いていますが、いつか必ず同じ病気の人たちに尽くしたいという使命感です。





これを持てば早く治るのかと聞かれても分かりませんが(笑)、治らないことには、できないですからね。人生は短い。





日本の精神科医療には、とっくの昔から絶望していますよ(笑)。嘆いても始まらないですからね。





あ、治ったのではなく、寛解です。





内容はともかく、TVなどのメディアで取り上げてくれるのは、特に年配の方の偏見を取り除くのに有効でしょうから、





そういう意味では、いいと思いますよ。うつ病はだいぶ減りましたが、双極性障害や統合失調症はこれからですから。





特に、うつ病と診断された約4割が双極性障害だったというデータも公表されたので、ある程度の真実は紹介してくれました。





僕の今罹っている食道の病気についても、是非お願いしたいですよ





治らないと絶望して生きていくか、常に希望を胸に抱くか。結果的に治らなくても、僕は後者を選びます。





そのほうが、愉しいから

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